活動情報

12/20、「火の国会議拡大版　第2回企業サロン」をオンラインで開催し、
当日は最大25名にご参加頂きました（企画者・関係者含む）。

主催であるNPO法人くまもと災害ボランティア団体ネットワーク（KVOAD）からの活動紹介の後、
事例報告として、パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社から、熊本地震での社員によるプロボノ支援についてお話していただきました。

パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社のプロボノの特徴は、NPOの活動に対して助成金を出すのではなく、組織基盤を支援する点にあるといいます。熊本地震の際には、KVOADに日常の困りごとについて様々なヒアリングを実施し、その中で、震災直後から2ヶ月間、毎日開催された「火の国会議」の膨大な議事録が、丁寧にアーカイブされていても、次に活かせる形で保管されていないことが分かったそうです。
そこで、その議事録をデータベース化し、熊本の震災復興活動に関する課題やノウハウを、次の被災地に活かせる形で整理したとのことです。
お互いにどこまでやれるか手探り状態でしたが、プロジェクト終了後の反応は極めて良好で、災害支援に携わる様々な団体から高い評価を受けたといいます。それに驚き、「こんなに喜んでもらえるなら、他の団体も支援しよう」と思い立ち、現在、様々な団体を支援しているとのことです。

質疑応答では、議事録のデータベース化の詳細やプロボノの形態、NPO/NGOの抱える課題と社員の持つスキルのマッチングなどについて質問が出されました。
企業事例を通じて、企業が災害支援を行うには、お金だけでなく、ノウハウや人と人との繋がりという方法もあるということが再認識されました。

第3回開催は、1月24日（火）18時半からとなります。
火の国会議第3回企業サロンのご案内
次回も多くの皆さまのご参加をお待ちしております。