福岡県朝倉市 元職員(ふるさと課 課長)森田和枝さん
平成29年7月九州北部豪雨災害から4年が過ぎた今、復興が進み生活基盤が整いつつある中、ふるさとを離れざるを得ない人や暮らしを取り戻せない被災地区も未だ残っています。
想定を超える災害が発生し、行政だけでは復旧や避難所運営が困難な状況で、JVOADが様々な支援・調整を行い、復旧支援と復興に歩み出す力をくれました。
特に、行政、専門性のあるNPO・NGO、個人ボランティア、企業で行った「情報共有会議」では、過去の災害対応の経験を活かし、直接把握した問題を共有することで、細やかでかつ適切なサポートをして頂いたことで、復旧・復興への確かな足がかりが得られました。
今、思えば災害は訓練だけではなく、その時々に的確に判断が下せるような情報の共有や外部支援団体の支援を受ける力も必要だと感じます。逆に言えば、支援を受けた私たちは、いま、支援を必要とする被災地のために行動をおこすということです。
災害を教訓に変え未来を考える「災害支援そなえ令和基金」は、安心・安全・笑顔、自慢のふるさとを明日へ大切に繋ぐ道しるべとなります。
災害は繰り返すけど、忘れぬ災害は新たな一歩の力となるために。