そなえ基⾦について今から育む、いざという時の対応⼒
そなえ基⾦は災害⽀援事業として、災害中間⽀援組織の機能強化を⾏い、その機能強化の活動の中⾝として、ネットワークづくり‧⽀援能⼒の強化‧⽀援体制の整備の3つの柱の活動を⾏っています。
平時からの災害対応⼒強化のための取り組みに使います
ネットワークづくり
⽀援のすそ野を広げるためのフォーラム開催
災害⽀援に関わりたくてもきっかけが分からない団体や企業が数多くあります。フォーラムは、そうした⼈たちの⼊⼝となり、⽀援仲間を増やし、顔の⾒える関係を作っていきます。
⽀援者間の相互理解を深めるための会議
災害⽀援に携わる団体や関係者が集まる会議を重ねることで、平時と災害時の各団体の活動の相互理解が深まり、信頼できる関係を築くことができます。
⽀援能⼒の強化
⽀援の担い⼿を育成するための研修の実施
⽀援の「もれ‧むら」をなくすためには、⽀援のスキルを持った担い⼿が必要です。そのため、災害中間⽀援組織は地域において、家屋の応急措置や避難所の運営などの被災者⽀援に必要なスキルを⾝に着けるための講習会や、過去の災害での課題への対応を学ぶ研修などを⾏います。
被災者⽀援に必要なスキル(14分野)
過去の災害を踏まえ、NPO等による被災者⽀援の分野は多岐にわたります。JVOADでは、NPO等の活動内容を可視化するため、これまでの情報共有会議で挙がったトピックをもとに、14の分野に整理しました。避難所や在宅など場所別、⾷と栄養や⼦ども⽀援などテーマ別に活動を整理しています。
- ジェンダーに関して上記のあらゆる領域に関係していることにも留意する必要があります。
- 災害によっては、市町村域‧都道府県域を超える「広域避難」への対応が必要になるケースがあります。
⽀援体制の整備
コーディネーター育成研修
災害中間⽀援組織の職員や関係者が、いざという時に調整の役割を果たせるよう、被災者⽀援コーディネーターを要請するための研修を⾏います。
連携体制を検証するための訓練
災害発⽣時に、⾏政‧社協‧NPO等の三者が被災者を補完的に⽀援できるよう、災害中間⽀援組織が平時から三者の連携を促進し、被災者のニーズに応じた対応を想定した訓練を実施することで、連携体制の検証や改善を図ります。
資⾦の流れ
そなえ基⾦へのご寄付は、⽇本のどこで災害が発⽣しても必要な⽀援が確実に届けられるよう、平時からのそなえの活動に活⽤されます。都道府県域の災害中間⽀援組織とJVOADが協⼒して提案し、JVOAD運営委員会の審査を経て、協働で事業を実施します。また、ご寄付の⼀部は、寄付募集などの事務経費に充てさせていただきます。